テーマ別回文 〜 第6回

第6回のお題

教科

 第6回のお題は教科です。「教科って何?」と思われたかもしれませんが、要するに学校の授業の科目です。4月は入学のシーズンなので、ちょうどいいですね。教科と言っても、小学校では「国語・算数〜」ですし、高校では「現代文・古文・漢文・数学〜」となりますので、どうしようか迷ったのですが、欲張って全部やることにします(大丈夫かな?)。例によって、独断と偏見で選んだ以下のものでいきたいと思います。小学校から高校までごちゃ混ぜです…。
〜 国語、現代文、古文、漢文、算数、数学、英語、理科、物理、化学、生物、地学、社会、世界史、日本史、地理、現代社会、倫理、政治・経済、音楽、図工、美術、技術・家庭、体育、保健、生活、道徳 〜

完成しました!(2009/9/30)

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道徳
どうとく

 

怒る悪党ども。道徳、あるかい?
(いかるあくとうどもどうとくあるかい)
道徳の授業…何をしていたか思い出せなかったりします。でも、大人になっても、悪ぶったりしていても、初心忘るべからずで、道徳の心はいつまでも持っていたいものです。(2009/9/30)

生活
せいかつ

 

団結は、おつかい。整列して失礼。生活を発見だ。
(だんけつはおつかいせいれつしてしつれい
せいかつをはっけんだ)
次は生活…って、昔はこの教科、ありませんでしたね。小学校低学年の子供達が、町探検で商店街に取材に行ったりするようです。なんか楽しそうで、いいですねえ。(2009/9/23)

保健
ほけん

 

クランケ欲しい医師。保健、楽。
(くらんけほしいいしほけんらく)
簡単かと思いきや、意外と難しいのが来ました。クランケというのは主に医者が使う言葉で、患者のことです。あまり患者さんが来ないので、保健(医療行為)としては楽だということです。話が教科から外れてますね…。(2009/9/16)

体育
たいいく

 

あまり飾らず。体育、得意。いたずら盛り、まあ。
(あまりかざらずたいいくとくいいたずらざかりまあ)
お母さんが息子について話している会話のようです。わんぱくな子で、「体育だけは得意なのよね」と言われてしまいます。元気なことは良いと思いますけどね。(2009/9/9)

技術・家庭
ぎじゅつかてい

 

良い手。勝つ、YOU。事業、何か担うよ。
技術・家庭よ。

(よいてかつゆーじぎょうなにかになうよぎじゅつかていよ)
難しいのが続きます。技術も家庭科もしっかり身につければ、ゆくゆくは手に職を付けて事業を起こすことも可能です。不況の時代には強いですね。「勝つ、YOU」ってちょっと変わってますが、若者向けに技術・家庭の必要性をアピールする文章ということで、こんな言い方にしていると思ってください。(もちろん、元は回文の都合ですが…)(2009/9/2)

美術
びじゅつ

 

実る美術よ。夜露。地ビール、飲み。
(みのるびじゅつよよつゆじびーるのみ)
やや難易度高かったです。美術の才能が実を結び、静かな夜、自分の作品の前で祝杯をあげる…というような感じでしょうか。あまり起こりそうもない状況ですが、もしあったら気分いいでしょうね。(2009/8/26)

図工
ずこう

 

世、背負う子。図工をせよ
(よせおうこずこうをせよ)
芸術系の教科が続きます。絵画や彫刻の才能が初めて発揮されるのは、小学校の図工かもしれません。クラスの中に将来の芸術家がいる可能性もありますね。(2009/8/19)

音楽
おんがく

 

けだるい身の丈か。
音楽聴く願をかけ、頼み入るだけ。

(けだるいみのたけかおんがくきくがんをかけたのみいるだけ)
音楽は教科を超えて、生きていくのに必要なものですね。つらい身の上であっても、音楽を聴く幸せは何物にも代え難い、と思う人は多いのではないでしょうか。でもなぜか、教科の音楽は嫌々やっているということもありますが。(2009/8/12)

政治・経済
せいじけいざい

 

いざ、行け。辞意せず。政治・経済。
(いざいけじいせずせいじけいざい)
社会系の最後は、政治・経済です。選挙に臨むベテラン現職議員の意気込みでしょうか。教科からはちょっと離れてしまいましたね。まあ、現在の政治に直結している教科ということで…。(2009/8/5)

倫理
りんり

 

おお、倫理。おお!
(おおりんりおお)
教科名だけで、すでに回文ですね〜。こうなると何か文字を付け足して回文にするのが難しかったりします。ひねろうとしましたが、ダメでした…。倫理は哲学・思想などを含むので、学ぶと人生観が変わるような発見をすることもありそうです。(2009/7/29)

現代社会
げんだい
しゃかい

 

陛下や、私意、断言。現代社会へ。
(へいかやしいだんげんげんだいしゃかいへ)
現代の課題を扱う科目、現代社会です。戦争が終わり、天皇の人間宣言があり、という変化を経て、現代の社会が形成されていったとも言えます。ちょっと説明に無理がなくもないですが、難易度高かったので、こんなところで…。(2009/7/22)

地理
ちり

 

良い示唆。やはり、地理は易しいよ。
(よいしさやはりちりはやさしいよ)
大学受験の科目としてですが、地理は日本史や世界史よりも負担が少ないということで、社会が必要な国公立志望の理系の学生がよく選択したりします。本当に易しいのかは、保証のほどではありませんが…。(2009/7/15)

日本史
にほんし

 

仲良し幕府が、是か。日本史、維新。
帆に風が吹く場所かな。

(なかよしばくふがぜかにほんしいしん
ほにかぜがふくばしょかな)
日本史の中でも興味深い、幕末の話になりました。開国をせまる外国と、江戸幕府(「仲良し幕府」は、外国と仲が良いということにしましょうか)。そして維新を起こす薩摩・長州などの志士。維新以降、海外の国々との交流も盛んになり、日本は近代国家の道を歩き始めますね。学校の授業を離れても、我々の心をひきつけてやまない激変の時代です。(2009/7/8)

世界史
せかいし

 

世界史、活かせ。
(せかいしいかせ)
そのまんまですが、ひねらずにいきます…。世界史を学ぶと、自分の生き方にも、世界平和にも、活かすことができますね。(2009/7/1)

社会
しゃかい

 

開花、野心。社会科。
(かいかやしんしゃかいか)
歴史上の偉人のことを知ったり、政治や経済を学んだりするうちに、「自分も世の中を変えてみせる!」なんて野心を抱くきっかけになるのは、社会かもしれません。(2009/6/24)

地学
ちがく

 

言うよ、白亜は男の地学。
僕が地のことを把握は、容易。

(いうよはくあはおとこのちがくぼくがちのことをはあくはようい)
地学というと地層を調べているイメージがあります(もちろん、それだけではありません)。地層で化石を採れば白亜紀のことも分かりますね。男のロマン?ってことでもないと思いますが。(2009/6/17)

生物
せいぶつ

 

飼いたい生物、小粒。異性体か。
(かいたいせいぶつこつぶいせいたいか)
異性体とは、「分子式は同じであるが、原子の結合状態や立体配置が違うため、異なった性質を示す化合物。(Yahoo!辞書)」です。光学異性体とかシス-トランス異性体とか高校の教科書にありました。バイオ関係の研究室の話というイメージです。ここでの「飼いたい生物」というのは、ペットのことではなく、実験用の小動物や微生物ということになりますね。(2009/6/10)

化学
かがく

 

かのモルは、化学が変わる物か。
(かのもるはかがくがかわるものか)
モルは「mol」と書く、あれです。アボガドロ数個の原子や分子の集団ですね。モルの概念によって、化学が変化(進歩)を遂げるようになったのかどうか分かりませんが、化学でよく使うことは確かですよね。(2009/6/3)

物理
ぶつり

 

夜、すりつぶしたわ、みかん。
変化、見渡し、物理するよ。

(よるすりつぶしたわみかんへんかみわたしぶつりするよ)
少し長い文になりました。夜にみかんをすりつぶしたものを飲みながら、物理に取り組む学者の姿でしょうか。物理では、物の変化をよく観察することが大事ですね。(2009/5/27)

理科
りか

 

理科が気がかり。
(りかがきがかり)
理科のテストの出来が良くなくて気がかり、という話にもできますが、ここは若者の理科離れが気がかり、という意味にしたいと思います。(2009/5/20)

英語
えいご

 

あなた、英語言えたなあ。
(あなたえいごいえたなあ)
外国語からは唯一の英語の登場です。中学校で初めて英語を習う時、ワクワクしたものです。最近は、小学校で習うのでしょうか。(2009/5/13)

数学
すうがく

 

無い。数学を鍛えた記憶が薄いな。
(ないすうがくをきたえたきおくがうすいな)
実は数学の回文、聞いたことあるんですよ。「数学解くガウス。」というものです。これを避けて作らなくてはならなかったので、苦労しました。一度は数学を鍛えたはずなのに、ある定理や公式を習った記憶が全く無い、なんてことが実際にはあったりします。(2009/5/6)

算数
さんすう

 

算数、ドキドキ。どうすんさ。
(さんすうどきどきどうすんさ)
「どうすんさ」って正しい言い方ではないですが、意味は通じますよね…。算数は答えがはっきりしているだけに、みんなの前で答えを言う時には、間違えていないだろうかとドキドキしてしまいます。(2009/4/29)

漢文
かんぶん

 

よく漢文書くよ。
(よくかんぶんかくよ)
ここへ来て、シンプルな回文になりました。「よく漢文書くよ」とさらりと言われると、当たり前のように聞こえますが、なかなかすごい人ですね。 (2009/4/22)

古文
こぶん

 

良い見解。古文、全部、恋関係よ。
(よいけんかいこぶんぜんぶこいかんけいよ)
古文では恋の歌や物語を扱うことが多いです。それを指摘するのは良いと思いますが、全部が恋関係というのはちょっと言いすぎですね…。 (2009/4/15)

現代文
げんだいぶん

 

自慢。現代文、V断言。マジ?
(じまんげんだいぶんぶいだんげんまじ)
小学生から一転して、いきなり高校生の会話になっています。「お前、現代文の試験どうだった?」「自慢だけど、現代文はV(Victory:勝利)、つまりすげーよくできたよ。断言してもいい。」「マジかよ?」こういう時、本当にそうなのか、それともあまりにもひどくて虚勢を張っているのか、見分けるのは難しいです。 (2009/4/8)

国語
こくご

 

読みの国語。すごく好みよ。
(よみのこくごすごくこのみよ)
小学校の国語からスタートです。小学校に入った頃は、誰でも教科書を読むことが好きだったのではないでしょうか。そうでなくなるのは、いつ頃からでしょうか…。 (2009/4/1)


区切り線

第1回:「山手線」 第2回:「サザエさん」 第3回:「オーケストラ」
第4回:「都道府県」 第5回:「おでん」 第6回:「教科」
第7回:「球団」 第8回:「ドラえもん」 第9回:「ハンバーガー」
第10回:「星座」 第11回:「お酒」 第12回:「新幹線」
第13回:「EU加盟国」 第14回:「干支」 第15回:「県庁所在地」
第16回:「夏季オリンピック」
 第17回:「ラーメン」 第18回:「テーブルゲーム」
第19回:「運動会」 第20回:「天気」

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