投稿作品 ~ 過去作品 Vol.12
ここは過去作品Vol.12です。(2016/5/15までの投稿)
だいたい50作品くらいを目安に、ページを分けていきます。
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(2016/5/15)
カエルと似た猫八の模写も、のち、箱ネタに取る絵か
(かえるとにたねこはちのもしゃものちはこねたにとるえか)
四代目猫八、去る三月に逝去、六七歳
躾けてつらく「小言だ!」と、五個喰らって、決死
(しつけてつらくこごとだとごこくらってけっし)
四代目猫八、懐旧談
さかな食わん、清冽な鱚が好き、夏、冷泉湧く中さ
(さかなくわんせいれつなきすがすきなつれいせんわくなかさ)
高いため、「北斎だ!」と言うか?「愛い!」と代作、褒めたい方
(たかいためほくさいだというかういとだいさくほめたいかた)
引き立つ何かだ「ハイライトで派手!」と依頼、裸になった貴妃
(ひきたつなにかだはいらいとではでといらいはだかになったきひ)
楊貴妃のポスター撮影シーンかな?
憂いと痛み、ルージュ消す歌手か、「スケジュール見たい」と言う
(ういといたみるーじゅけすかしゅかすけじゅーるみたいという)
門浪屈したわ、渡船ポンポン瀬戸わたし、着く港
(となみくっしたわとせんぽんぽんせとわたしつくみなと)
焼玉エンジンの音が懐かしい
書きよい濃さよ、硯磨り磨り、誦す「よさこい」、良き香
(かきよいこさよすずりすりすりずすよさこいよきか)
♫土佐の高知の、よさこい節かな?
酔う恋さ、ドーム訪う球場、少々上級と、ムード最高よ!
(ようこいさどーむとうきゅうじょうしょうしょうじょうきゅうとむーどさいこうよ)
いま親し、ぐっと抱いた、つい「夫婦一体だ!」と告ぐ、舌四枚
(いましたしぐっとだいたついふうふいったいだとつぐしたしまい)
たいてい愛した、しみじみ地味、親しい相手、居た!
(たいていあいしたしみじみじみしたしいあいていた)
すっからかんは地獄さ、愛浅く、五時半から渇す
(すっからかんはじごくさあいあさくごじはんからかっす)
(2016/5/14)
笑まい莞然、さんざと自負す、富士登山、三千回前
(えまいかんぜんさんざとじふすふじとざんさんぜんかいまえ)
定年後75歳で1500回登った人あり
でも、少女よ、悪い敵いたって、待て待て、蔦生きているわよ、情緒も出
(でもしょうじょよわるいてきいたってまてまてつたいきているわよじょうしょもで)
けったいや、けったいな異見・甘言・憎い句、人間関係、
泣いたっけ、妬いたっけ
(けったいやけったいないけんかんげんにくいくにんげんかんけいないたっけやいたっけ)
せめて如く難、炊き出しだ、忌憚なくして、召せ
(せめてしくなんたきだしだきたんなくしてめせ)
タイムを計ったガキも、仔猫も気が立つか、歯を剥いた
(たいむをはかったがきもこねこもきがたつかはをむいた)
立つ秋や、画家色彩追い、咲きし輝きあった
(たつあきやがかしきさいおいさきしかがやきあった)
交響曲書く、第九に豈、悔い抱くか、句境強固
(こうきょうきょくかくだいくにあにくいだくかくきょうきょうこ)
第九番「合唱付き」
得たい『解体新書』、罪なミッションし、遺体描いた絵
(えたいかいたいしんしょつみなみっしょんしいたいかいたえ)
杉田玄白「蘭学事始」より
(2016/5/13)
手でいま取った併殺、感心さ、球でまた三振、喝采へ立つと、舞い出て
(てでいまとったへいさつかんしんさたまでまたさんしんかっさいへたつとまいでて)
役場との、保証書置くや「仏徳」と、つぶやく和尚、初歩の賭博屋
(やくばとのほしょうしょおくやぶっとくとつぶやくおしょうしょほのとばくや)
国営カジノOKなら、我が村は、寺で公認御開帳
発つ男性、炊いた飯で、テニスに、手で絞めたい対戦だった
(たつだんせいたいためしでてにすにてでしめたいたいせんだった)
異国遠征のとき何を食べているんだろう?
子の行為と傷みに、お母さんカンカンさ、「赤鬼みたい!」と言うこの子
(このこういといたみにおかあさんかんかんさあかおにみたいというこのこ)
謝意知り、叫んだ件だ、「ドクトル!」と九度「ダンケ、ダンケ!」、去りし医者
(しゃいしりさけんだけんだどくとるとくどだんけだんけさりしいしゃ)
1828年独逸人シーボルト国外退去
妻が世話、足しなう女子ランナー、何ら私情無し、幸せが待つ
(つまがせわあししなうじょしらんなーなんらしじょうなししあわせがまつ
女性監督も登場
罪軽い二力士、処罰無しとし夏場所、頻りに入るか?満つ!
(つみかるいにりきししょばつなしとしなつばしょしきりにいるかみつ)
満員御礼
ネタめかし、可笑しな初体験から関係断つ話、顔顰めたね?
(ねためかしおかしなはつたいけんからかんけいたつはなしかおしかめたね)
TV芸能番組の得意技
(2016/5/12)
きついのう、届いた新酒、威勢良い青春したい、怒濤の一気
(きついのうとどいたしんしゅいせいよいせいしゅんしたいどとうのいっき)
観戦し、時機の答えと、スポニチにポスト得た娘の、記事新鮮か!
(かんせんしじきのこたえとすぽにちにぽすとえたこのきじしんせんか)
祝杯だ、三回立つ厳めしい締めか、一体感さ、大拍手
(しゅくはいださんかいたついかめしいしめかいったいかんさだいはくしゅ)
塩で絞めたが、貝類と炒る、烏賊が試しで、押し!
(しおでしめたがかいるいといるいかがためしでおし)
けったいだ、組み替えた子が答え噛み砕いたっけ
(けったいだくみかえたこがこたえかみくだいたっけ)
天才児みたい
沸いた新年カルタ会、どっと集い、語る「観念したいわ!」
(わいたしんねんかるたかいどっとつどいかたるかんねんしたいわ)
「父役立たず!」先ず叩く、やんちゃ
(ちゃんやくたたずまずたたくやんちゃ)
露呈無きで、思想状況、とうとう兇状、阻止できないテロ
(ろていなきでしそうじょうきょうとうとうきょうじょうそしできないてろ)
眠るなと、酒飲み語れ、通夜の灯の、やつれた髪の、今朝となる棟
(ねむるなとさけのみかたれつやのひのやつれたかみのけさとなるむね)
泣かすな破滅、看取る夜に、遺骸に寄ると、見つめ話すかな
(なかすなはめつみとるよにいがいによるとみつめはなすかな)
時計へ指図す、妻の好きな鱚の待つ涼しさへ行けと
(とけいへさしずすつまのすきなきすのまつすずしさへいけと)
SFみたいな世界が来そう
(2016/5/11)
弾当れ、猛射して、市街戦バンバン、静臥して死者、埋もれた数多
(たまあたれもうしゃしてしがいせんばんばんせいがしてししゃうもれたあまた)
審判だ、頓着無し、貸しなく、ちゃんと談判し
(しんぱんだとんちゃくなしかしなくちゃんとだんぱんし)
兵火叩く、大統領も道欠くか、魑魅魍魎と、抱く戦いへ
(へいかたたくだいとうりょうもみちかくかちみもうりょうといだくたたかいへ)
大統領選の混乱を
もう小銃にゅっと警官隊出し、大胆か行け突入、重傷も
(もうしょうじゅうにゅっとけいかんたいだしだいたんかいけとつにゅうじゅうしょうも)
世界のどこかで毎日こんな光景が
諸費達す、民間人から、肝心甘味、吸った秘書
(しょひたっすみんかんじんからかんじんかんみすったひしょ)
TPP担当某大臣の事務所でしたっけ?
投球後、抱くかっこう、即添う骨格だ、剛球と
(とうきゅうごだくかっこうそくそうこっかくだごうきゅうと)
2年目のジンクス、やっと一勝
(2016/5/10)
疎い民、気が憂い投書、「口出しだ!ちくしょう」という、餓鬼みたい党
(うといたみきがういとうしょくちだしだちくしょうというがきみたいとう)
つい逢って、つい寝て番い、若い恋、「可愛がってね!」、一徹あいつ
(ついあってついねてつがいわかいこいかわいがってねいってつあいつ)
いま画撮り、子に見た真価、美しく、痛感した身、にこりと笑まい
(いまえとりこにみたしんかうつくしくつうかんしたみにこりとえまい)
身のきついな、「フライパンから乾杯!」ラフな一気飲み
(みのきついなふらいぱんからかんぱいらふないっきのみ)
談も威喝やな、こんがりと独り、頑固な厄介もんだ
(だんもいかつやなこんがりとひとりがんこなやっかいもんだ)
一茶の句、尊く感じて人格問うと、苦の殺意
(いっさのくとうとくかんじてじんかくとうとくのさつい)
(2016/5/9)
ミス無くや?罪大胆に、逃げ切る気、実に忍耐だ、密約なす身
(みすなくやつみだいたんににげきるきげににんたいだみつやくなすみ)
TPP交渉の日本側代表はトラブルでどこかへ消えちゃった
湧いた士気、精勤果たし、巨人軍、辞去した反旗、移籍したいわ!
(わいたしきせいきんはたしきょじんぐんじきょしたはんきいせきしたいわ)
最後はこうなる選手の運命さ
「遣りきる!」と、また美酒無いか、訴えた、痛快な守備、球捕るきりや?
(やりきるとまたびしゅないかうったえたつうかいなしゅびたまとるきりや)
戦力外通告
鳥も無く、どこやら真昼、絵葉書が、映えるヒマラヤ、孤独な森と
(とりもなくどこやらまひるえはがきがはえるひまらやこどくなもりと)
日本にそっくりな村の景色
(2016/5/2)
より頑と、言う一徹は、爺さんさ、意地張ってつい、憂い尖りよ
(よりがんといういってつはじいさんさいじはってついういとんがりよ)
持ち場無さ、一二位先じ、清原は、良き人生に、小さな罰も
(もちばなさいちにいせんじきよはらはよきじんせいにちいさなばちも)
覚悟立つ、勝ち賭すか言う、由伸の「試用生かす!」と誓った語句か
(かくごたつかちとすかいうよしのぶのしよういかすとちかったごくか)
快活だ、残り一回、交わすトス、若い喝入り、此の奪回か
(かいかつだのこりいっかいかわすとすわかいかついりこのだっかいか)
さいわいに、一貫な友「メダル取る!」駄目元なんか、ついに祝いさ
(さいわいにいっかんなともめだるとるだめもとなんかついにいわいさ)
タレが凝り、真っ先愛す「焼き鳥!」と、来やすい秋さ、つまり焦がれた
(たれがこりまっさきあいすやきとりときやすいあきさつまりこがれた)
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